セブンシーズ通信 2021年1月21日号 鈴木信宏

バイデン政権でフィリピン株はどうなる?

大型景気対策への期待


1月20日に歴代46代目のバイデン米大統領が就任した。

副大統領のカマラ・ハリスは初の女性副大統領だ。

フィリピンは日本同様に米国とは密接な関係だ。アメリカ軍が駐留を続け戦略軍事的に要衝の地となっている。また、BPO(コールセンター)でフィリピンは世界一位の規模といわれているが、米国の大企業の多くがマニラとセブにコールセンターを置いており経済的にも密接だ。日本同様に米国の影響が大きく、ASEANでもっとも米国の影響が大きな国といえよう。

■割安バーゲンセール終了期限間近!

フィリピン株は米国株が上がれば、さらに上昇する!?

リーマンショック以降の株式市場ではフィリピン株は米国株の2倍近いペースで上昇成長してきている。パンデミックでの暴落で一時的には10年分の値上がりが吹き飛ぶほど暴落したPSEI(フィリピン総合指数)だが、順調に値をもどしており日柄的には3か月もあればパンデミック直前の株価8000ペソあたりにチャレンジすると思われる。現在、市場全体のPBR平均をみても割安感が強く、バリュー投資に適したタイミングといえる。PSEI採用銘柄の大型株の出来高を見ても昨年末までに出来高が増えており「底固め」が終わっていることが見て取れる。株主リストを確認できてないが、一時的にキャッシュポジションを作るために退避した外国人投資家もフィリピン市場に戻ってきているようだ。

■大型景気対策への期待感

バイデン氏は当初より大型の景気対策を公約として掲げている。特に格差が拡大している米国では、中間層へ富の再分配が期待されており、政策が矢継ぎ早に発表されていけば株式市場については追い風が吹く可能性が「目先」は大きい。フィリピンも米国市場に追随するが、割安感が強いフィリピン市場は追い風+RCEPの貿易投資活性化期待でさらに大きく上昇する可能性がある。

フィリピン市場はパンデミック前の株価の成長性は米国の倍だ。バイデン氏はトランプ氏より「緻密な経済対策」を行うだろう。とくに支持率をあげるために目先の政策発表は重要だ。おそらく、景気刺激策、失業対策、自治体への支援、貿易対策。そして積極的な投資対策を打ち出すはずだ。株価は今月から3か月くらいは上昇を期待しやすいとみている。

ただし、前政権からの負も引継ぎしなくてはいけない。金融システムを守るためにアンリミテッドQE(際限がない量的金融緩和)を発動したために財政悪化は避けられない。懸念材料としては、経済の不安定さと金利上昇、インフレであろう。

アンリミテッドQE政策はいわゆる緊急ドーピングであって、副作用は誰も予想ができていない状況だ。

現状ではインフレは世界で起きてはいないのだが、すでに米国債券市場では金利上昇が始まっている。普通であれば、増税とセットで大型投資を行うしかない。投資と増税のバランスは想定以上の困難を極めるだろう。トランプ氏から引き継ぎたくなくても過去最大級の国債発行路線は変更できないだろう。国債増発は金融市場の様子を見ながらだが、コロナの影響が収束しない限りは止められないリスクも孕んでいる。

いずれにせよ、先進国は一致団結して「政策として株高」を維持する。こんなわかりやすいタイミングはないが、フィリピン市場は出遅れている。しかしGDP成長は2021年8.6%とASEANで最大の予測だ。すでにフィリピン市場は値上がり始めているが、まだパンデミック前の水準だ。いま、値上がり要因が多く、底固めしたばかりの市場と考えるのであれば、投資を始める良いタイミングかもしれない。筆者はいずれにせよ、長期の積立投資をETFと個別の高配当優良銘柄バリュー投資で進めていく予定だ。

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2021年1月23日(土) 13:30~16:00 (開場 13:15)

オンラインセミナー (ZOOMで開催)

2021年1月24日(日) 9:00~11:00

2021年1月27日(水) 18:30~20:30

2021年1月28日(木) 18:30~20:30

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